2007年11月、当院にて枝付きステントグラフト施行(celiac/SMA/bil RAの枝付き)。術後胸背部痛は消失し、エンドリークも認められず、経過良好であったが、術後4年目にSMAステント周囲からのエンドリークが認められため(type III 疑い)追加ステント予定となった(経過中総肝動脈瘤に対してコイル塞栓を行っている)。
腹部大動脈瘤(∅4.0×4.3cm)、右内腸骨動脈瘤(2.8×3.2cm)に対して2007年7月ステントグラフト内挿術+右内腸骨動脈コイル塞栓術施行(当院)。術後よりtype II エンドリークが認めていたが、瘤径拡大ないため、経過観察していた。右内腸骨動脈瘤の経過は順調であったが、次第に腹部大動脈瘤が増大し(2011年6月:∅4.9×5.1cm)、かつ、腹部拍動が触知され、背部痛と腹部圧痛も認められるため、手術予定となった。
【既往歴】
57歳 高血圧
60歳 不整脈
糖尿病(-)、脂質異常症(-)、喫煙歴(-)
【治療計画】
Type II エンドリークに対する標準的治療である 経腰的大動脈瘤コイル塞栓術(prone position、orbit)